health(健康) 日記

母親になって10年近くたち思う事

30代から40代になり、子どもを産んでから10年近く。振り返ると30代はなかなか苦しい時期だった。年齢的なものもあるのかもしれないが、子どもを育てるという事を楽しめなかった。これが大きいかなと。今、子育てを10年近くしてやっと少し自分の肩の荷が下り始めているというか、少し力みが抜けてきた感じがしていて。だんだん楽しめる様になってきてるし、楽しみたいと思っている。そんな私が今思う事。

子どもが生まれた時の感動と私の変化

長女を産んだ時、本当に感動した。私の今までの世界が180度変わるくらいに、この世の中でこんなに大切なものが。という驚きと幸せ。でもそれと同時にものすごい責任を感じて、突然始まった子どもとの生活は「必死」だった。特に2人目を産んでからはますます必死感が増した。

こんなに大切な存在を大事に大事に育てたい。その思いがいつからか、もっとこういう母親になりたい。今のままではなくてもっとこうしないと。自分はこうならないと。どうして出来ないんだ。と常に反省を繰り替えす苦しい考え方に少しずつ変化していった気がする。

その一方で、子育てくらい片手間で出来なくてどうする。というような気持も自分の中で常にあった。今は女性も働きながら子育てをする人がどんどん増えている。そんな女性と比べては、私は仕事もしてないんだからもっと頑張らなくちゃ。と、下の子の夜泣きが終わった1歳くらいからは、朝の3時に起きて資格の勉強をし、午前中は子どもたちを支援センターに連れていき、午後、お昼をたべさせて寝かせたら、その間にご飯を作り、起きたら相手をして、テレビはつけない育児をして、必ず絵本を読んで寝かせ、家もきれいにして。と今の私からすれば修行僧のような自分に似つかわしくない生活をしていた。

私の心にあったのは「このままではいけない」という呪いの言葉。この呪いの言葉のせいで常に今を楽しめなかった。

子どもとの生活を楽しめない自分

そんな私が子どもとの生活を楽しめるはずがない。子どもという大切な存在が出来たから、もっと成長したい。と思ったのに、その思いがいつしか「今のままではだめ」となり、その時その時の子どもとの生活を楽しめなくなり、そんな自分を責める。という悪循環。

あの頃の私が、望んでいた事は、なんだったんだろう。いい母親になること?尊敬される大人になること?迷惑をかけない親になること?そのいずれも、ちょこちょこ思っていたような気がするが、、一番望んでいるものははっきりしていなかった様に思うし、今思えばどれも大した望みじゃない気がする。

今の私が望むのは、「大切な家族と一緒に生きている時間を大切にすること」

これは、力みが抜けたおかげかなと思う。子どもも少し成長し、私の責任や負担もだいぶ変わってきた。あと、自分が成長した部分も少しはあるのかもしれない。

呪いの言葉がやっと解けたんだ。キーワードは「今のままでいい☆」

未熟な母親が子どもに伝えたい事

今でも子どもにぶちぎれてヒステリー野郎になっては、次の日にどーんと自己嫌悪に陥って子どもに謝るをよくやってしまう。子どもには「なんで何度も同じことするの!」とよく怒っているが、その言葉を自分にぶんなげてやりたい。

そんな未熟な私が子どもに伝えたこと。それは「私の所に生まれてきてくれてほんとありがとう。大好きです。あなたは本当に大事な人です。自分で自分を大事にして生きてください」という夫にも言ったことのないような大告白。こんな母親でごめんとか、思ってるけど、言うのはやめとく。私はこんな母親だけど、失敗しながら反省しながら、アップアップしながらも最終的には家族といれて幸せ。だから一緒に今の時代を生きてくれてありがとう。と伝えたい。

そして、自分に言い聞かせてる様に子ども達にも伝えたい。立派にならなくてもいいんだよ。失敗をしたっていいんだよ。完璧じゃなくたっていいんだよ。ママを見てごらん(笑)こんなに色々欠けてるけど幸せだよ!だから自分を大事にしてね!って。

追記:あーもう少しで帰ってくるな。こんなに感動的な事を書いたのに、1時間後にはまたイライラしてたらどうしよ~。生きてるってこういうことですかね。事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!

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